前の記事の『レイヤの使い方(キャンバスを層に分ける)』からの続きです。 引き続き、レイヤの使い方について説明します。
では次に、レイヤの名前を変更してみましょう。 まずは画面上部のプルダウンメニューから名前を変更してみましょう。
上図のように画面上部のプルダウンメニューの"レイヤー(L)" -> "レイヤー名を変更(N)..."を実行します。
上図のようにレイヤー名を変更ウィンドウが開きます。 ここでは "Star" という名前に変更します。
上図のように "Star" と入力して[名前を変更(R)]ボタンを押します。
上図のように選択中のレイヤの名前が変更されます。 このレイヤには後ほど星形のシェイプを配置するので "Star" にしました。
続いては、レイヤ一覧で名前を変更してみましょう。
上図のようにレイヤ一覧の "Layer 5" レイヤの名前の部分をマウスの左ボタン()でダブルクリックします。
上図のように名前を修正可能な状態になりますので、"Rectangle" と入力してEnterキーを押してください。
上図のようにダブルクリックしたレイヤの名前が変更されます。 このレイヤには後ほど矩形のシェイプを配置するので "Rectangle" としました。
続いてはレイヤ用サブメニューから名前を変更しましょう。
上図のようにレイヤ一覧の "Layer 6" レイヤをマウスの右ボタン()でクリックし、表示されるサブメニューの"レイヤー名を変更(N)..."を実行します。
上図のようにレイヤー名を変更ウィンドウが開きます。 ここでは "Circle" という名前に変更し、[名前を変更(R)]ボタンを押します。
上図のように右クリックしたレイヤの名前が変更されます。 この "Circle" レイヤには後ほど楕円のシェイプを配置します。
ここまでレイヤの追加・削除・名前の変更の操作について説明してきました。 ここからは、オブジェクトを配置しつつ、レイヤの上下関係の入れ替え・レイヤの非表示やロックの機能について説明していきます。
では、"Circle" レイヤに楕円のシェイプを配置していきましょう。 まずは、"Circle" レイヤを選択中であることを確認し、そうでなければ選択しましょう。
上図のように "Circle" レイヤが選択中であることをレイヤ情報欄で確認します。 もし、選択されていなければ選択しましょう。
では楕円のシェイプを配置しましょう。 なお、特別な操作は必要ありません。 いつものように画面左部にあるツールボックスから円/弧ツールを選択し、キャンバスをドラッグして楕円のシェイプを2つ作成してください。 見やすいように色を変え、さらに2つの楕円のシェイプが一部が重なるようにしてください。
上図のように色の異なる2つの楕円のシェイプを一部が重なるように作成します。
続いては矩形の作成です。 "Rectangle" レイヤに作成しますので、まずはレイヤを選択しましょう。
上図のようにレイヤ情報欄で "Rectangle" レイヤを選択します。 レイヤを選択したら、楕円のシェイプと同じように色の異なる2つの矩形のシェイプを作成します。 それぞれ、楕円のシェイプと一部が重なるように作成してください。
上図のように色の異なる2つの矩形のシェイプを一部が楕円のシェイプと重なるように作成します。
仕上げに星形のシェイプを作成します。 まずは、"Star" レイヤの選択です。
上図のようにレイヤ情報欄で "Star" レイヤを選択しましょう。 レイヤを選択したら星形のシェイプを作成します。 色の異なる2つの星形のシェイプを、他のシェイプと一部が重なるように作成しましょう。
上図のように色の異なる2つの星形のシェイプを一部が他のシェイプと重なるように作成します。
これで3種類 x 2個で計6つのシェイプが作成されました。 これら6つのシェイプを使って色々とレイヤで遊んでみましょう。
説明を続ける前に確認しておきたい大切なことがあります。 それは、現在 "Star" レイヤが選択されているということです。 星形のシェイプを作成してからレイヤを切り替えていませんので当然のことです。
ではここで、前面の楕円のシェイプを選択してみましょう。
上図のように前面の楕円のシェイプをマウスの左ボタン()でクリックします。
上図のように前面の楕円のシェイプが選択されます。 楕円のシェイプは "Circle" レイヤにありましたが選択することができました。 このように、異なるレイヤに配置されているオブジェクトも選択することができます。
ではここで画面下部のレイヤ情報欄を見てください。
上図のように "Circle" レイヤに切り替わっています。 これは "Circle" レイヤに配置されているシェイプを選択したためです。 異なるレイヤのオブジェクトを選択すると、自動的にそのレイヤが選択されます。
ではここで、選択中の楕円のシェイプを最背面へ移動してみましょう。
上図のように画面上部のプルダウンメニューの"オブジェクト(O)" -> "最背面へ(B)"を実行します(またはキーボードのENDキーを押します)。
上図のように別の楕円のシェイプより背面へ移動しましたが、矩形のシェイプや星形のシェイプよりは前面に位置したままです。 これは、"Circle" レイヤが他のレイヤよりも前面にあるためです。
つまり、レイヤ内での最背面に移動したということです。 オブジェクトの重なりの順序がレイヤの上下関係を超えることはありません。
ではここでレイヤの非表示・再表示の機能を使ってみましょう。 現在選択されている "Circle" レイヤを非表示にします。
上図のようにレイヤ一覧の "Circle" レイヤの[レイヤーの表示/非表示]ボタン()を押します(開いた目のボタンです)。
上図のようにレイヤ一覧の[レイヤーの表示/非表示]ボタン()の目が閉じます。
これはレイヤが非表示になったということです。
キャンバスはどうなっているでしょうか。
上図のように "Circle" レイヤのオブジェクトが非表示になります。 楕円のシェイプが2つとも表示されなくなっています。 このように、レイヤを非表示にするとそのレイヤに配置されているオブジェクトが非表示になります。
さらに画面下部のレイヤ情報欄にも注目してみましょう。
上図のようにレイヤ情報欄の[レイヤーの表示/非表示]ボタン()も連動します。
では非表示にしたレイヤを再表示しましょう。 今回はレイヤ情報欄のボタンで操作してみましょう。
上図のようにレイヤ情報欄の[レイヤーの表示/非表示]ボタン()を押します。
上図のようにレイヤ一覧の[レイヤーの表示/非表示]ボタン()も連動して目が開きます。
キャンバスを確認してみましょう。
上図のように "Circle" レイヤのオブジェクトが再表示されます。
では次にロック・ロック解除の機能を使ってみます。 まずは、現在選択されている "Circle" レイヤをロックしてみましょう。
上図のようにレイヤ一覧の "Circle" レイヤの[レイヤーのロック/ロック解除]ボタン()を押します(開いた鍵のボタンです)。
上図のようにレイヤ一覧の[レイヤーのロック/ロック解除]ボタン()の鍵が閉じます。
これはレイヤがロックされたということであり、配置されているオブジェクトは編集できなくなります(選択することさえできません)。
では、キャンバスを見てみましょう。
上図のように楕円のシェイプの選択が解除されています。 このように、レイヤをロックするとレイヤに配置されているオブジェクトは選択することさえできなくなります。
ではレイヤ情報欄を見てみましょう。
上図のようにレイヤ情報欄の[レイヤーのロック/ロック解除]ボタン()も連動します。
また、レイヤの名前の表記が "Circle" から "[Circle]" に変化しています。
このように、ロックされると "[]" で囲まれます。
では、キャンバス上の楕円のシェイプを選択してみましょう。 ロックされているため選択できないことを確認するためです。
上図のように楕円のシェイプをマウスの左ボタン()でクリックします。
上図のように楕円のシェイプは選択されません。 また、キャンバスには何の変化もありません。 このように、ロックされたレイヤに配置されているオブジェクトは選択すらできません。
ではロックしたレイヤをロック解除しましょう。 画面下部のレイヤ情報欄のボタンで操作します。
上図のようにレイヤ情報欄の[レイヤーのロック/ロック解除]ボタン()を押します。
上図のようにレイヤ一覧の[レイヤーのロック/ロック解除]ボタン()も連動して鍵が開きます。
では、キャンバスを確認してみましょう。 楕円のシェイプは選択できるようになっているでしょうか。
上図のように楕円のシェイプを選択することができます。
レイヤの非表示とロックについて説明してきました。 ここで、知っておくと便利な特殊な非表示やロックの機能について説明しておきます。 対象のレイヤ以外を非表示やロックするための機能です。
今回は、"Rectangle" 以外のレイヤを非表示にしてみましょう。
上図のようにSHIFTキーを押しながらレイヤ一覧の "Rectangle" レイヤの[レイヤーの表示/非表示]ボタン()を押します。
上図のようにレイヤ一覧の "Rectangle" 以外のレイヤが非表示になります。 このようにSHIFTキーを押しながら操作することで、その他のレイヤのみを対象にすることができます。 ロック・ロック解除についても同様です。
では続いて、全てのレイヤを非表示やロックするための機能を紹介します。
上図のようにレイヤ一覧の "Circle" レイヤをマウスの右ボタン()でクリックし、表示されるサブメニューの"全レイヤーを表示(S)"を実行します。
上図のようにレイヤ一覧の全てのレイヤが表示状態になります。 このように、レイヤ用のサブメニューからであれば一度の操作で全レイヤを対象にすることができます。
長くなってきましたので、一区切りします。 続きは次の記事を参照ください。
レイヤ一覧のレイヤの名前の部分をマウスの左ボタン()でダブルクリックすることでレイヤの名前を変更することができます。
オブジェクトを作成すると、選択中のレイヤに配置されます。 また、異なるレイヤのオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトが配置されているレイヤが自動的に選択されます。
レイヤはレイヤ単位で非表示やロックすることができます。 非表示にされたレイヤのオブジェクトは表示されなくなり、ロックされたレイヤのオブジェクトは編集ができなくなります。